[アップデート]AWS Fargateがデフォルトでエフェメラルストレージが暗号化されるようになりました
こんにちは、コンサル部の島川です。
先日、Fargateのプラットフォーム1.4がリリースされましたが、ここにもう一つ嬉しい機能が追加されました。今すぐ使い始められます。
特に追加の作業は不要で、起動するだけでこの機能が適用されます。サービスを起動中の方は再起動をするだけでOKです。ちなみにこちらは暗号化方式としてAES-256が採用されています。
何が嬉しいのか
PCI DSS、HIPAA等ではセキュリティ、コンプライアンス要件を満たすためにデータ全体を暗号化する必要があります。Fargateのエフェメラルストレージもその一つです。今まではこの暗号化をアプリ側で実装する必要がありましたが、その必要がなくなります。
適用範囲について(2020/05/29現在)
FargateはECSとEKSで利用ができますが、暗号化の適用範囲が異なります。 参考:https://aws.amazon.com/jp/blogs/containers/introducing-server-side-encryption-ephemeral-storage-using-aws-fargate-managed-keys-aws-fargate-platform-version-1-4/
- ECS
- エフェメラルストレージ、EFSどちらも対応
- EKSポッド
- エフェメラルストレージのみ対応。EFSは絶賛対応中(#826)
今後の動き
この暗号化はこちらからは見えないAWSのサービスキーを利用されて実装されていますが、今後はAWSのマネジメントキーサービスのKMSやユーザーで管理できるCMSにも対応予定とのことです。(#915)